助成金とは返済不要のお金のことです。

融資というものは公的機関・民間機関を問わず、返済が必要なお金です。当然そこには金利も発生しますし、第三者保証や土地・不動産等の担保を求められるケースが多いです。資金調達とひとくくりに考えられることもありますが、融資と助成金には返済する必要があるかないかという大きな違いがあります。

さらに、融資との大きな違いがもう一つあります。融資は審査が通れば速やかに実行されます。日本政策金融公庫の場合、申し込みから融資実行まで１カ月～１カ月半といったところです。それに対して助成金は、会社設立当初にかかった設備投資や人件費の一部が半年～１年後に返ってくるというような感じです。

融資は実行されたお金を使って設備投資や運転資金としますが、助成金は先に払ったお金が後から戻ってくると考えておいてください。

助成金について、もう少し詳しく見ていきます。助成金には、大きく分けて厚生労働省所管のものと経済産業省所管のものがあります。

事業主が納付する雇用保険料をその原資とします。創業後、従業員を雇用して雇用保険に加入することが申請の前提条件になりますが、条件さえ満たせばどんな会社でも必ず受給できます。

主に新技術や新製品の研究・開発やIT事業などの専門分野を対象にしているため、かなり厳格な審査があり、必ず受給できるものではありません。

会社設立後に従業員を雇うことを考えている経営者の方は、１）厚生労働省所管の助成金をよく覚えておいてください。お読みいただければ一目瞭然ですが、会社設立時に狙いやすいのはこちらの助成金です。厚生労働省の助成金には、会社設立当初に受給できる数十万円～数百万円規模の助成金が複数あります。

要求される条件についても、会社設立前から助成金獲得を視野に入れながら行動することで、どんな準備をすれば良いのかがはっきりと把握できるため、会社設立時が助成金受給の最大のチャンスといえます。

助成金受給はタイミングが命です

また、助成金受給には一つ大きなポイントがあります。それはタイミングです。助成金受給要件の中には、会社設立前に届け出が必要なものや、人を雇用する前に届け出が必要なものがあります。このようなものに関しては、タイミングを逃してしまうと、本当は貰えるはずだった助成金を貰えない結果になってしまいます。

名古屋会社設立ビジネスサポートでは会社設立時に狙える助成金を確実にもらうためのサポートをしております。名古屋市にお住いの方、名古屋市での会社設立をお考えの方の心強い専門家として、最後まで丁寧にお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談ください。